画 像 詩 集
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No10
命を落とした動物たちへ
どんなに新薬が開発されても あなたたちのこと忘れません 今度生まれる時はあの空へ飛んでいけるように 深い海の底の貝のように 自由に生きて欲しい 空が青いよ 海が蒼いよ ほら、瞳には綺麗なものだけ 与えられし命切なくて 断たれた命切なくて 涙、溢れます.. あなたたちのこと、忘れません 忘れられません... |
いくつも、いくつも眺めた空 いつもと変わらないのに 心だけは変わりゆく 穏やかさと、切なさと ためらいと、ほのかさ 忘れていたもの 思い出そうとしなかったもの そんなことが心溢れゆく 重ねる季節が教えてくれるもの それは心の移り変わりなのかもしれません |
2003.2.23
渡り鳥たちの帰りゆく道 はるか彼方の空 いにしえよりの繰り返されたこと 気持ちひとつになりて帰りゆく 間違えることのないふるさとへ 与えられし岐路につく 変わることのない営み 鳥たちの執念ともいえる はるかなる行路 はるかなる旅路 |
2003.2.12
いつか見たあの空 渡り鳥たちは帰りゆく 帰りゆく、ふるさと 時、過ぎて帰りゆく こうして過ぎていく日々 繰り返される日々 鳥たちはふるさとへ 人は、心のふるさとへ帰りゆく |
2003.2.10
なんとなく春めいて 眺めれば 佇む木が一本 あれは自分 いろんなこと 出会い 出来事 そして、生きてきたこと これからもひとり 自分は自分だけ けれども 支えられて 助けられて 生きていくこと 生きること これからも... |