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たんぽぽの向こうに広がる青い空は

思い出の数だけ蒼くなる

綿毛は飛んで、また思い出作りを始める

哀しみの空へ
喜びの空へ

綿毛に包まれて飛んで行く

愛が見えますか
微笑みが見えますか

ふわりと貴方の肩へも止まりたい綿毛です

空よ、もっと蒼くと願う

飛び立つ前の綿毛の気持ちです

2005.1.20






朝日にまんまるく溶けていく

みんな溶かされていく

時には、自分には光が当たっていないような

そんなふうに思えたこともあったけれど

それでも、いつだって

まんまるくお日様は当たっていた・・・

ただ、気づかなかっただけ

ぬくぬく、ぽかぽかといつもお日様は優しい

今、そんなことを思います・・・・

2005.1.16










真冬に芽吹きがひとつ
真冬日の中の暖かな日
心にひとつ
懐かしき笑みが広がる

この芽吹きの強さを貴方にあげたい

これからの二人の人生に
この空の明るさと、伸びようとする力をあげたい

これから続くふたりの道

手を取り合って歩く道

雨の日も晴れの日も

貴方の幸せを思います

いつまでも幸せにね・・・

2005.1.8




飛んでゆく
心だけ、貴方の側へと飛んで行く

貴方にまつわりついて
ふわふわと漂う

貴方には、わかることはなくて
わからなくて

それでも
風のささやきが
貴方の耳元に聞こえます

遠い人へのメッセ−ジ

ふわり、ふうわり
貴方の頬に触れます

遥かなる日の蒼い空です

紅い実は、私の心です

2005.1.6










麦にもいっぱい降りました
埋もれていても元気です

こんなふうに元気でいたいですね

雪はいつしか溶けて行きます
暖かなお日様が守ってくれます
土は根を守ってくれます

私達も
守ってくれる人がいて
暖かく包み込んでくれる人がいて

生きているのですね

そんなことを想う雪が降りました・・・

2005.1.5





冬空にある日、蒼き空が広がる

果てしなき空に青だけ

心いっぱいに
青い色を吸い込む

心の隅の灰色をみんな青にする

ふいに、逝ってしまった人の名前を呼んでみる

すべてのことは青い色に溶かされて

また明日がやって来る

最後に泣き笑いの顔をして

青い空に、ありがとう・・・

2005.1.4






雪の重みにでさえ、凛と立つ

葉を散らす木は
雪の重みを避けるように
散るのでしょうか

こうして雪の重みに耐えて

新しい春を待つ
そっと待つ

心に重きことは数あれど

それでも雪は溶ける
春はやって来る

凛と立つ強さを

雪の中にいつまでも見つめる

2005.1.1