画 像 詩 集

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No14


緑は萌えて
ひと夏の別れ

やがて来る秋の気配

水面に映してみる

流されようとしたもの
流そうとしたもの

小さき微笑み
小さき想い
心に残る、大きな想い出

人はいつも心に
優しさのかけら持って歩いている

画像提供 cyacyaさん

2003.9.7





あの雲に包まれたい
あの日差しに包まれたい

人は皆
母に抱かれて眠ったように

時として甘えたくなる
ため息をつきたくなる

おぼろげなる記憶の子供に
帰りたくなる

緑の野原駈けた頃
北風に頬をさらした頃

そんな遠き日よ

誰の心にも
遥かなる追憶の日々は

時として蘇る

2003.8.27




父のいたふるさと
母のいた里

変わりなく雲は湧き

時は何事もなく過ぎてゆく

父がいて
母がいて

今、ここにいる自分
ふいに、とめどなく涙溢れて

生きることを問いかけてみる
命の重さ感じてみる

2003.8.22





今日の日が暮れてゆく
語りかけるように
諭すように

落ちてゆく夕陽

この夕陽からもらう言葉は
人さまざま

ただひとつのこと
感謝の言葉

元気でいることへの喜び
限りない夕陽からの言葉

明日も元気でね

2003.8.15





たった一人で生きてきたのではないのに

慈しみ、育てられたことさえあたり前...
そう思っていたこと

見えてくるもの
悟もの

深く、深くこうべをたれて思います

限りなき父の愛、母の愛

なくして見えてくるもの
今更に気づくこと

優しさの風が吹く
心に、頬にそっと..

巡る季節が教えてくれるもの

人を大切に思う気持ち
素直になりたい気持ち

いつの日か、きっと..

2003.8.9