画 像 詩 集




No1  No2  No3  No4  No5  No6  No7 No8

NO9  No10  No11  No12  No13 No14  No15  No16 No17

No18 No19 No20 No21 No22 No23 No24 No25 No26 No27

No28 No29 No30

No31





みどり風
爽やかに、里に吹く

私の頬に、心に吹く

母の唄を聞いた頃
母に手を引かれて歩いた道

懐かしむ心は

皐月の風

父の顔、母の顔

思い出せば、心に想い溢れくる


2006.5.24









巡る季節に新芽は、忘れることなく

春に目を覚ます

草木にとっては
緩やかに過ぎる季節なのかもしれない

ふと、自然の中に身を置いてみる

時の流れが一瞬だけ止まる

深呼吸ひとつ

季節の流れの中に
時の流れの中に

浸っていたい


2006.5.18









みどり風のささやき

風が頬行く時
優しくなれる時

貴方の願いは何ですか

何を望みますか

ひとつ、ひとつの出来事は

彼方の雲に流して

今、私は

風につぶやく

今日の元気を、ありがとう

今日の憩いを、ありがとう

2006.5.15










母の作ってくれた、ちまきを思い出します

子供の日には、必ず作ってくれました

母に話すと、よく覚えています

遠い日のことは

セピア色の画像で

きっと心にしまっているのでしょうね

きっと、幼い私

おかっぱ姿の私がいるに違いありません


2006.5.9











風のそよぎは、想い出を運んで来る

ゆらゆらと
ゆうらりと
心は揺れて来る

瞳閉じれば

あの日、揺れた心が見えて来る

草木萌ゆる春

心、ときめいたあの頃

人は、いつしか

想い出人になる・・・


2006.4.27









柔らかい葉っぱは、大きくなれる

風になびいて大きくなれる

私もやわらかい心がほしい

陽に透かされて

お日様を浴びて

大きく背伸びする

心のままに

新しき命の詩

春風の詩

2006.4.20












取り残された実がひとつ

いつしか時が流れて

今は、春

そっと眺めれば
過ぎてきた時が
たまらなく愛しく感じる

ありのままに
生きていること

さりげないことなのに

本当は

一番大切なことだと

またひとつ心に強く思う

2006.3.24