花  詩  集

No1 (2002.5.29〜2002.6.26) No2 (2002.6.27〜2002.7.28)

No3 (2002.8.1 〜2002.8.31) No4 (2002.9.1 〜2002.9.30)

 No5 (2002.10.1〜2002.10.31) No6 (2002.11.1〜2002.11.13)

No8(2002.12.1〜2002.12.25)

No9  No10  No11  No12  No13  No14  No15 No16 No17 No18

No19 No20 No21 No22 No23 No24 No25 No26 No27 No28
No29 No30 No31 No32 No33 No34 No35 No36 No37 No38
No39 No40 No41


No42







心に純白のお花が咲いて

秋の空に、耳を澄ませば

聞こえるのは
私を呼ぶ、あなたの声

瞳を閉じて私は、つぶやく

あなたの中に落ちていきたい・・・

優しい風と、心を染める秋桜が

あなたへの想いを深く誘います



2014.11.15







季節が巡ります

あなたの瞳に映る、秋のお花たちは
私の瞳にも宿ります

あなたへの想い
私の心に、あふれます

瞳を閉じれば
あなたが隣にいます

あなたの吐息でさえ
頬に感じます

季節が巡ります

あなたへの想いの重さ

永遠に続きます


2014.10.3










秋桜色の風が吹いて

心に想い出人が現れる

秋色の物語が綴られて

ときめく心

心に優しい風が吹いて

そよそよと、秋桜が揺れる

愛しい人は、見えますか

四季の贈り物

懐かしさ
優しさ
慈しみ

秋桜色の風が吹いて

想い出人を抱きしめる


2013.11.26









幼き日の想い出誘う、童話の世界

とんぼを追いかけた頃
かくれんぼした頃

懐かしき友の顔が
若き、父と母が

心に蘇る

秋風に心ゆらして

童話の世界へ浸ってみる


2013.10.28











あの日の桜を見ることが最後

若き血潮を惜しみなく
お国の為
両親の為
兄弟の為
恋人の為

特攻機に乗せた一枝の桜は
哀しみ色のひとひら

海原に散りし気高い魂よ
ああ、永遠に安らかに

瞳閉じれば
散り行く命、桜の花びらのように潔く
この身を捧げん

桜が咲けば
この花びらを、特攻色だと
薄紅色を慈しむ

桜よ、桜
逝ってしまった尊い命を、はらはらと偲ぶ

心で手を合わせ、桜を愛しむ


2013.3.29










はかなく美しい花びらは

遠い日のときめきのせて

風にふるえる

心に織り込んだ、夢物語

瞳を閉じて、あの日を想い出す

七色の虹のように
ふんわりと消えていく

はかなく美しい花びらは

遠い日のときめきのせて

風にふるえる


2012.11.13










ひとつ、ひとつのしずくに思い出を閉じ込めて

やがて輝く冬の星座を迎える頃

星降る夜に、思い出は輝きを増す

思い出人と、心を重ねて

季節の扉をまた開ける

きらめく想いはやがて

風花に舞い始める

しずくに閉じ込めた思い出は、落ちることもなく

心の中で輝く


2012.11.9












いくつ数えても、はつ春がやって来て

何度巡って来ても、初めての春

藍色の花を眺める時

あの頃の愛の歌
あの人に貰った愛の言葉

桜の花びらは、開くのをためらう

古きアルバムを眺めれば
若き日が流れる

あの蒼い時

心に宿る蒼いひととき

ときめきは、藍の花眺めるとき
あこがれは、春風吹く頃


2012.3.13











冬に咲く桜は、淡く儚くて

おもいで人を連れて来る

さらさらと時は流れて

瞼に憩う、想い出の数々は
一層鮮やかになり

心の奥で更に輝き始める

優しい花びらに
想い人は、見えますか
逝ってしまった大切な人は、見えますか

あなたの生きて来た証に

桜は、永遠に咲き続けています

虹の架け橋で待つ

愛しい人々が、咲かせてくれる

淡く儚い桜の花びらに

心ふるえています


2011.11.18












逝ってしまった人を偲ぶ
秋の日差しに揺れる彼岸花

心にいつも咲く
守り花

巡る季節は、花色を一層輝かせて
見つめる瞳は、過去へと誘う

心に一緒に住む
まもりびと

あなたと一緒に眺めます

秋の日差しに揺れる彼岸花



2011.10.4








古代のまぼろし
ここに広がる


いにしえ人、眺めし花びら
夢の中で開く音を聞く

人の出会いもまた
偶然と必然

夢織りの日々

垣間見たあの日の幻は

心の中の夢のまた夢

古代のまぼろし
ここに広がる



2011.7.14