花  詩  集

No9

その1 (2002.5.29〜2002.6.26) その2 (2002.6.27〜2002.7.28)

その3 (2002.8.1 〜2002.8.31) その4 (2002.9.1 〜2002.9.30)

 その5 (2002.10.1〜2002.10.31) その6 (2002.11.1〜2002.11.13)

その7 (2002.11.17〜2002.11.28) その8(2002.12.1〜2002.12.25)



真っ赤なル−ジュ引いて

こっそりつけた足の指にも

シャネルの赤が光ってる

ときめき色の紅
ためらい色の紅

ひそやかに
ひそやかに

心でル−ジュ引く

見ることのない色
見られることのない色

真っ赤なル−ジュ引く

  貴方のために....
  


2003.1.27





鳥は空を飛ぶことが出来る

魚は海を泳ぐことが出来る

私は何ができるでしょうか..

貴方へこの桜草を送ることが出来ます

心の中で

そっと...


2003.1.23





春を待つ
そっと、そっと心の中で待つ

あの日の春
心で綴った春言葉

ひそやかな春
心の春

思い出の春

卒業で涙した春
入学のときめき春

草木萌えいずる春

春を待つ

私の春
私だけの春

心の春を待つ



2002.1.20


小さき花のひとりごと
たったひとつのつぶやき

聞こえることのない
届くことのない

ささやき...

花びら香るひとりごと

あの人の元へ届くことのない
ためらい...

今、花びらは

ささやきを
つぶやきを

ひっそりと始める...




2003.1.15



この水仙の元気、私にひとつくださいね

雪便りが届きました

雪降りて
あの人の肩へはらはら
私の心へはらはら
粉雪、ボタン雪、細雪
いっぱい、いっぱい
積もったら逢える..
心で逢える
出逢いも、さようならもない..
雪がいっぱい積もったら
心で逢える

この水仙の元気、私にひとつくださいね

2003.1.6





密やかな灯りに照らされて
ひそかに、ひそかに
思ったこと

いっぱいの灯りはあったけれど
たったひとつの光りが欲しくて
探していた

ほのかな灯り
燃える灯り
ほのぼのとした灯り

心に中にいえなくて
かすかな灯り

私だけのもの...


2003.1.1