花  詩  集

No1 (2002.5.29〜2002.6.26) No2 (2002.6.27〜2002.7.28)

No3 (2002.8.1 〜2002.8.31) No4 (2002.9.1 〜2002.9.30)

 No5 (2002.10.1〜2002.10.31) No6 (2002.11.1〜2002.11.13)

No8(2002.12.1〜2002.12.25)

No9  No10  No11  No12  No13  No14  No15  No16 No17

No18


春色の空に花びらは流れて

やわらかき春待ちの花びらよ

こころひとつ欲しいのです

やはらかき
やはらかき

こころのためいき
こころのつぶやき

ひとつだけ...

つくしを見つけました
たんぽぽが咲きました

貴方の好きでした、春です...

2004.4.3





ほら、いつだって太陽は輝いているさ

雨の日は雲に隠れているだけさ

いつだって輝いているんだよ

どんな時だって
太陽は登り来る

この日の輝きが
君の為に、いつまでもと願う

空よ、風よ、雲よ

遥かな地へと運びゆく

心、ひとつ想うこと

いつだって、心の元気

持っていて欲しいと...

2003.3.30






青き空からの桜便り

貴方への花びら
はらりとひとつ
肩へ落ちていく

遠き日は
紅色に燃えた頃
流るる雲に一筋の光

季節を運び来る風よ
遥かなる唄を口ずさめば

桜の中へ心、流されていく

やがて散る花哀れ
風の詩が聞こえる
花びらの震えが見えてくる


2004.3.26





君へ聴かせたい唄があるよ
あの時
君の瞳は輝いていたよ
君の瞳には僕だけが写り
他には何も見えない
見えていない

ふたりだけの気持ちがあったよ

あの時の唄は
まだ唄うことは出来るけれど

もう今は
遠すぎて
届かないかもしれないね

大きな砂時計に埋もれては
しまったけれど
確実に僕の心の中では

あの日の君が
止まることなく動いているよ

さらば愛しき君よ
あの雲の彼方にいるであろう君へ
僕がそっちへ行ってもわかるだろうか
いまでも唄を聴かせたいよ

2004.3.23





遥かなるいにしえの頃よりありしホトケノザ
花の色ぞ、眺めいて

海の藍あり
空の蒼あり

はつこひの頃
夜の闇に流れゆく

おもひよ、おもひ

君を想へば
あつき胸

あふるるおもひよ
君を抱く

遥かなるもの、みな蒼し

海の藍よ
空の蒼よ

花の色よ

春は今

2004.3.21





やさしき音色は流れて
春が花開きます

ずっと、ずっと
もう、忘れるほどの
遥かな日


同じ桜を
見たいと思いました。
貴方の瞳には、私が映り

同じ桜を瞳に映したいと思いました

とても遠くて
叶わぬことでしたが...

やがて咲く、桜の花が
桜の花びらが

遠い日を
運んできます

2004.3.15






ほら、どんな花だって

背伸びして、ばんざいして笑っている

地に落ちた一粒

どんなに小さくても、精一杯花開く

自分なりの花
自分だけの花ぴら

太陽と雨の恵み
いっぱいに受けながら

さりげなく、ひっそりと

強く逞しく花開く

見てね、花たちの微笑み

2004.3.11