花 詩 集
No1 (2002.5.29〜2002.6.26) No2 (2002.6.27〜2002.7.28)
No3 (2002.8.1 〜2002.8.31) No4 (2002.9.1 〜2002.9.30)
No5 (2002.10.1〜2002.10.31) No6 (2002.11.1〜2002.11.13)
No8(2002.12.1〜2002.12.25)
No9 No10 No11 No12 No13 No14 No15 No16 No17 No18
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No37
小さな秋を心に閉じ込めて
あふれる想いを、思い出してみる・・・
青い空の秋の日
小雪が舞う寒い日
真夏の太陽がまぶしかった日
枯れ葉が舞う日
みんな、あなたとの日々
小さな秋
まだ心にありますか
あなたの心にありますか
小さな秋を心に閉じ込めて
あふれる想いを、思い出してみる・・・
2007.10.13
幼い頃、母に連れられて帰る田舎道
鮮やかな彼岸花が心に残る
母の実家には、もう祖父も祖母もいなかった
小さなお地蔵様の前を通る
母と一緒に飴をひとつ置いていく
帰り道、その飴はいつもなくなっていた
誰かがお腹空いているんだね
置いてよかったね
いつもの母の声
お地蔵の隣に真っ赤な彼岸花
幼き日の色と同じ
秋の日の彼岸花は
母と眺めた色
思い出の色
2007.10.2
蒼い蒼い花は
こころ花
心の隅に咲く花
ため息ひとつ
秋風に揺れている
蒼い蒼い花は
こころ花
心、藍よりも蒼く
強く染まっている・・・
2007.9.25
花の煌き
小さな宝石のように輝く
秋の日差しは、柔らかく花を包む
人は、秋の思い出を抱いて眺める
一粒の煌き
ひとつの思い出
さらさらと
ゆるやかに時は行く
思い出の煌き
心で、数えながら・・・
2007.9.20
大空を駈けるように
大地を走るように
雲の流れに乗るように
出来もしないことが
できるように感じるとき
それは、ときめきの心
恋する心
何もかもが輝いていたと
感じるとき
そんな頃
恋する心
花芯に潜む
流れる雲に飛ぶ
雨だれの音に流れる
星空にきらめく
恋する頃
2007.9.18
2007.9.5