花 詩 集
No1 (2002.5.29〜2002.6.26) No2 (2002.6.27〜2002.7.28)
No3 (2002.8.1 〜2002.8.31) No4 (2002.9.1 〜2002.9.30)
No5 (2002.10.1〜2002.10.31) No6 (2002.11.1〜2002.11.13)
No8(2002.12.1〜2002.12.25)
No9 No10 No11 No12 No13 No14
No15 No16 No17 No18
No19 | No20 | No21 | No22 | No23 | No24 | No25 | No26 | No27 | No28 |
No29 | No30 | No31 | No32 |
No33
No357
光の中で
温かき風の中で
花は咲く
変わらずに咲く
いつものように
過ぎ行く日々は
砂が零れるように去る
花の命の賛歌
花びらを触れ見れば
またひとつ、風が頬をなぜて行く
2006.4.12
ほのかな色と、ほのかな香り
待ちわびた春
哀しみも、喜びもみんな知っている
花びらにとかされて
青い空に思いは流されて
人は春を迎える
気持ちを春色に
思いを春の風色に
深呼吸して
春の風を頬に受ける
2006.2.28
No356
ねぇ
こっち、向いてよぅ
お願いだから
好きな花ばかり撮っていないで
ねぇ
こっち向いて
私のほう
お願いよ
ねぇ
風が通り過ぎていくよ
ふたりだけの風
春風はふたりのもの
ねぇ
こっち向いて...
お願いだから
No355
燃える思いのあった頃
ひっそりと照らされて咲く
終りある花の命の妖艶さ
眺めれば、心は遥かなる日
風のままに
心のままに
生きたいと思った頃
過ぎ去りし日々
2006.2.1
No354
風が優しくなったら
優しい風が吹いたら
人は心の旅に出る
思いは繰り返されて
時として
過去への自分を愛おしむ
伝えたい言葉がありました
分かり合えていること
通じ合えていること
それでも
時として
言葉を伝えたい
私の唇からあなたの耳へ
そんな遠い日がありました
2006.1.29
No353
あこがれは あの遠き山
響くのは こだま
険しき山を登れば ひたすらに歩けば
空ゆく雲が 面影を連れて行く
風 通り過ぎて行く
あこがれは 瑠璃色の海
遠くにかすむ島影
ゆらゆらと小船に揺れるように
思い出はうすむらき色
ゆうらりと
時は思い出を連れて行く
人を好きになること
人を愛すること
それはきっと
心 小船に乗っている..
過ぎし日の詩
2006.1.15
No352
花の名前を知っていても
どんな花なのか
わからない花はあります
愛という字を知っていても
本当の愛は、わからないのかもしれません
だから
人は一生
愛を探すのでしょうか..
2006.1.8
春を待つ
密やかに待つ
暖かき日を待つ
心の中のぬくき日
ひだまりを待つ
そっと待つ
心の中を、ほのかな色に染めながら
2005.1.2
No33
時が惜しみなく過ぎて行く
木枯らし吹く道に咲く
この一瞬がたまらなく
愛しく、みつめる
今のこの時を
野に咲く花の強さ、みつめる
遠き日の願いは、木枯らしに舞う
止めど無い時の流れは
季節の度に
思い出を運び来る
過ぎ去りし日々よ
もう一度思い浮かべてみる
心、温かき日を
2005.12.13