花  詩  集

since 2002.5.29





こんな色の口紅
こんな色の洋服
つけた日、装った日
若き、若き日

懐かしき
懐かしき
帰らぬ日々

2002.6.26






ずっと、ずっと
探していたものがありました。
それが何か、わからずに
過ごしてきて
やっと、気づきました。
それは
優しい気持ちでした。
自分が優しくなれないと
人に優しくしてもらえないこと
やっと、やっと
わかった気がします
気がしています。

2002.6.25







ほのかなる
忘れ難きこと
季節流れ流れても
忘れ難きこと
いくつもの思い出と共に
さらさらと
心に漂う
キラキラと
心にさ迷う


2002.6.24







母が漬けし
梅干の
お弁当の紅色
懐かしき
花に見る懐かしさ

2002.6.23







遠き日に指きりの約束は
たくさんあったけれど
大人になっての
約束はずるく守れなくなりました。
いつの日も
優しく、明るく
せめてもの約束
たったひとつの約束

2002.6.22







黄色の鮮やかさ
人は幸福の色に
たとえました
黄色、黄色
元気がもらえるような
そんな色ですね
幸せは心の中にある
どのように感じて
生きていくかは
人さまざま

2002.6.21







優しき唄
花の唄
今日も聞いている
優しくなるために...

2002.6.20







花の願い
素直に咲きたい
明るく咲きたい
元気に咲きたい

与えられた命
精一杯に

2002.6.19







いつも明るくがいいよ
貰ったお土産
ありがとう..
これからも
ずっと
明るくだよね...

2002.6.18







小さな花びら
ひとつ、ひとつがいろんな想い
いっぱい、いっぱい
あるけれど
やっぱり
思い出すのは
ひとつだけ
人を好きになったこと
遠き日に...

2002.6.17







花の色は
気持ちが沈んでいると
淋しく感じたり
嬉しいと、この花の色でさえ
ほのかに
喜び...

2002.6.15







やわらかき色
やわらかき心
遠い日に
誰かを探していた
そんな心の
花の色

2002.6.15







白き夢
白き心
何にもない、からっぽの心
人は時として
そんな気持ちが欲しいから
白い花を
植えるのでしょうか

2002.6.14







神からの、自然からの
与えられし
花の色
眺める吾の心問う
心の色を
探している

2002.6.13






花の心には
華やかだった頃、
喜び、哀しみ、淋しさ
すべての色がある
いつ眺めても
花の色
すべてを包み込む
すべてを包み込んでくれる
母に抱かれたあの時のように

2002.6.12






淡き色
心の隅で探してる
穏やか、優しさ
探している
夏色の空、雲は流るる、ツバメ飛ぶ

2002.6.11






花は人の思いも
嘆き、哀しみ、喜びも
この花の一筋に閉じこめて
散っていく
新しき花を咲かせる為に
命の花を咲かせる為に

2002.6.10






自然からの
朝の贈りもの
一粒の宝石
こんな気持ちを贈りたい
そんな
素晴らしき日々
懐かしき日々

2002.6.9






小さき花のひとりごと
初めての恋
可愛くありたい
ささやくように伝えたい
できなくて
できなくて
頬、染めるだけ

2002.6.8







蒼き色の心
人は誰しも
遠い日に
伝えられない心
伝えられない言葉
そんな思いを持ったこと
なかったでしょうか

2002.6.7







抱えきれないほどの薔薇
貰ったことはないけれど
遠い日に
こんな薔薇の心
想いがいっぱいの心

持っていた頃がありました....

2002.6.6






毎日、精一杯に咲く
可憐に咲く
こうして命終えるまで。
精一杯に生きているだろうか
問いかけてみる


2002.6.5







あじさい色の心模様
七色の心模様
つぶやきと
ためらいの
心模様
いっぱい、いっぱい
持っていた頃が
誰の心にもありました...

2002.6.4







雨上がり
つやつやと光りて、輝きて
誰もが持っていた輝き
今は
今だけの輝き
これからの輝き
心の中にいつもあるといいな...


2002.6.3







優しき花のひとりごと
あれは心のひとりごと

つぶやいて、ささやいて
花になる
花になる

2002.6.2







輝きて、華やいで
笑いこげて
そんな懐かしき、日々
青春の日々
心の中にいつもある
誰の心の中にもあるから
生きているって
いいですね

2002.6.1







優しき花の唄聞く
今日の日も
明日も聞く

人は皆、いつもいつも
優しいばかりではいられないから

いつも聞く
優しき唄聞く

2002.5.31







もしも、もしも
生まれ替われるものならば

もう一度
見つけたい人
見つけてもらいたい人

心の中に住んでいますか


2002.5.30


いつもどこかにあるという
幸せの黄色
ずっと、ずっと
探していた

ある日
気づきました
いつも、持っていた
いつも、あたためていた

いつも心の中にあったこと






ピンクは、優しくて、柔らかくて
母さん色

いつの日か
こんな色になりたい

母さん色
なれるでしょうか
母さん色






蒼き海の色
この花の色
たとえようもない
こんな色の心

誰しもが
自分が自分でなくなるような思い
そんな思いは
遠い日には
誰しもが持っていました...







ピンクの可愛い洋服着せてもらって
はしゃいだ日

そんな瞳の色
そんな心
もう忘れてしまったけれど

可愛いピンクを見ると思い出す
フリルの洋服思い出す


2002.5.29