春 う ら ら
2005.3.30 撮影
青い空に満開のさくらんぼ
鳥たちは待っている
美味しい紅い実を
春一番の桜
紅色が目に鮮やか
桜が咲けば遠山かすみ、鳥鳴く頃に春風が吹く
風わたる日の薄ひかり春深む
春はきっと
妖精が黄色の洋服を着てやってくる
春の海は波静か
毎日が過ぎる
繰り返される季節は
人、それぞれに違う思いだけれど
いつしか迎える春は
優しく、穏やかになる
懐かしい海
寂しい思いをした海
友と遊んだ海
初めて泳いだ海
海は何もかも包み込んでくれて
毎日同じ波を運んでくる
春うらら
瀬戸風、いつものように届けます
咲き満ちてこぼるる花よ紅き色
流れゆく時潮騒聞こゆ
コバルトブル−の空の向こう
誰かが待っているような
そんな頃
包み込んでくれる
そんな人
コバルトブル−の空の向こう
待っていてくれる
そんなことを想った
若き、若き日
抱きしめられたい..
そんなことを想った
遠き日
若き日
2005.3.31