幸 せ 色 の 詩

2005.6.23 撮影







夏の風が吹いて
楽しきことの幸せ色
誰も知らないこと

くすって笑って
心 微笑んでみる

風の流れは知っている

夏草は、木陰で憩う

さらさらと気持ちが凪がされて
みどり色の、木の葉が唄 う

夏色の空
夏色の海

私の過ぎ去りし日々
黄色の花たちは知っている











伝えたいことがありました

たったひとつの言葉

若い、若い私がいました

はにかんで
うつむいて

言いたいこと
言えないこと

伝えたいことがありました

たったひとつの言葉

そよ吹く風に思い出す
たくさんの風が吹いて思い出す
遥かな風よ
はじらいの風

「あなたが好きです」










窓を開けたら
さわやかな風、通り過ぎて行きます
貴方への風です

私の気持ちを乗せて
ふわり ふわり
雲にも乗せて

初夏の風
貴方へ吹きたい風
貴方と吹かれたい風
一緒にどこまでも..










恋する頃は

あなたの

優しさにふれる時
激しさにふれる時
ふれたい時

どこにいても
あなたを追う

瞳には宿ることはできなくて
肩にふれることさえ出来ない

それでも
すぐ近くにいるような錯覚

ほら
いつだって・・・・










まぼろしを見た頃

頬にふれないで
耳元でささやかないで

そんな心の中の自分の童話
まどろみの午後

汽車に飛び乗った頃
逢いたくて..
手土産は、一輪の花

せせらぎに足を伸ばした頃
冷たさに目覚めた頃

不思議な物語

さらさらと綴る物語

それは恋する頃の詩


2005.6.23