秋 を 待 つ 頃
2005.8.14 撮影
いつしか、コスモス風に揺れています
小さな虫達は花に憩う
花は懸命に咲く
私も元気でいたい
心の元気がいつも欲しい
風に揺れて、揺れて
ゆらゆらと思い出も揺れて
秋を待つ頃
柔らかき桃色の気持ち
ふんわりと包まれたい
そんなことを思った頃
ひとり佇む野原に花一輪
思い出よ
零れないでいて
心の中の溜息と吐息
思い出の扉はいろいろな色があって
どの扉にもさわやかな風が流れている
秋待ちの頃
人はみんな過ぎた日々を慈しむ
あの日、あの頃の詩
心に溢れる思い
風に流して
秋を待つ風が吹く
2005.8.14