画像詩集III


清水さん撮影

いつも、いつも
人に優しく、明るくと思うのに
人の心は弱いから
自分は、人に優しく明るく接してもらいたいと
思うのに
つい、本音が出てしまう
でも
優しい音楽を聴いた時
どうしてもつらい時
人に
甘えたい、優しくしてもらいたいという
心を持つことを
どうか、許して下さいね。


2002.3.19


チュ−リップさん撮影

- 新雪 -

輝く日差しの中で
風の行方を問わずにいたい
じっと、耐えて待つ植物のように
すべては、さらさら流れゆく

春を待つ心のように
新雪を踏みて行こう

花が咲くのも
鳥が鳴くのも
自然からの贈り物

今、新雪を踏みて私の道を歩きたい

2002.3.15


花sumiさん撮影

すべての人が、幸せを求めている
そんなに、やすやすとやって
くるものではないのに

それでも人はいつも、何かを探している。
時には、不幸だという形をしてやってくる
でも
それが実は幸せの裏返しだったら
受け入れよう
今はそう思うことで
今はそう言い聞かせることで

きっと、いつの日か
輝ける時がやってくると思うから
思えるから...


2002.3.13

                                                                                      


hakase1さん撮影

花を愛で、花に酔い
花の優しさにふれ、
それでも人の心は弱いから
こうして
いくつも、いくつも
季節の度に美しき花を咲かせ
私たちの心に
花の心を感じさせてくれるのですね。
...............................
桃色はやさしい...
桃色は母の愛....
桃色はほんのり...
桃色の気持ちでいたいのです。
どんな時にも
どんな時でも



2002.3.11


soraさん撮影

私たちが向かっているのは
いつも次の扉

明るい明日と、その向こう
朝日も夕日もドアの向こうに
いつも必ずある

そう思って生きていくことが

人として、生きていく希望
人として生きていく支え

2002.3.10


soraさん撮影

命の雫
命のささやき
命の喜び

人として生きて、生き続けながら
自然の息吹にふれながら

自然からの「気」をもらい
私たちの心の中に芽生える

みずみずしい力を
信じて、生きていきたいものですね。


2002.3.8

太陽の輝きはいつも同じなのに

まぶしかったり、もっと輝いていて欲しいと思ったり
人は生きていくことに、勝手だから

あたり前のように迎える太陽
ふと、ありがとうと
言えるようなそんな気持ち
いつもの輝きを
いとおしいと思う心
いつも持っていたいと思います。

2002.3.8



-お使い-
母に頼まれて出かけたお使い
帰りに
おつりをしっかり手に持っていたのに
お金が珍しく、つい手のひらで遊び
コロコロと転がったデコボコ道
半べそかきながら
帰った思い出
母さんの
どこも怪我をしなかったかぇ〜
その声に泣き出した、幼いわたし
あの日も
こんな雲が広がっていました。


2002.3.7


清水さん撮影

幼い頃、母さんに手を引かれ
見上げると、
母さんが大きく思えました
なのに、なのに

母さん、どんどん小さくなりましたね...
私はあまり大きくなれず
小さいのに
それでも、母さんもっと小さくなりましたね
この花の朝露のような

ポツンとした涙を流していたこと、ありましたよね...

その涙のわけがほんの少しだけ
わかったような気がします
そんな気がします。


2002.3.7


soyokazeさん撮影


母さんと,摘みに行ったつくし
夢中になり、
母さんの姿を見失って
泣きながら、さがしたよね。
手に持っていた、つくし
みんな捨てて
泣き声を上げてさがしたよね。

つくしを見ると、
思い出すのです....
見つけてもらって
「ばかじゃねぇ、遠くへ行くから..」
泣きじゃくるわたしの髪をなぜてくれた
母さんの手
あたたかでした...


2002.3.5


清水さん撮影

風の行方を追わず
散りゆく花を惜しまず
すべては、流れる川のように


いつの日か、この花の色のように
心穏やかに思い出す日々が来ることを..

つらさ、かなしさ、苦しさ、切なさ
人は皆背負ってくる荷物は同じ
ただそれを軽いと思うか、重いと感じるかは
人それぞれ

いつもあるといえば
小さな、小さな希望
今日の日をありがとう


2002.3.2
                                                                         


soraさん撮影

悲しい涙、喜びの涙、さようならの涙
生きて、生かされて
涙にはいろんな色があり

涙を受け入れる
涙を受け入れられる

あの青空の雲のように
無心になりながら....





堀さん撮影

七色の味、ゼリ−ビンズ
母さんが好きだった、ゼリ−ビンズ
これ、食べるとね、元気が出るんだよ
小さな袋入りを買ってきては
いとおしそうに食べていた、母さん...

困った時、悩んだ時、哀しい時
そっと食べていましたね..
久しぶりに食べた、ゼリ−ビンズ
母さんの涙の味がしましたよ...






-かなしみ-

かなしみは わたしたちを強くする根
かなしみは わたしたちを支えている幹

かなしみは わたしたちを美しくする花
いくつも、いくつも季節を過ごして

今、やっと
かなしみを、かみしめる。

淋しさの果てに、花は開き
淋しさの果てに、鳥は鳴く
淋しさの果てに、人は旅をし
淋しさの果てに、人を想う
淋しさの果てに、星を眺める