恋 詩
since 2002.11.9
今、恋をしている人へ
遠い日に恋をした人へ
はるかな日に書き綴った詩を紐といてみました。
そっと、見てくださいね。
痛いほどの想い
痛いって
心の中の痛みってあるのですね..
いっぱい
いっぱい
知りました
貴方を好きになってから
痛いほどの想い
心、切なくて
涙、こぼれます
貴方に逢いたい涙
痛いほどの想い
心
痛いです....
(はるかからケンへ)
2003.5.29
ほのかな色ってどんな色?
ためらいの色
ときめきの色
恥じらいの色
みんな、みんな
わからない..
わかっているのは
知っているのは
私の心の中にあるということ
ただ
それだけ...
2003.5.26
ネットにて君が住む街
タウンペ−ジを開いてる
君住む街の地図を探して
瞳はさ迷う
窓辺に木の葉は揺れて
ひとときは流れてゆく
あの人の肩よ、腕よ、手よ
優しさの、激しさの、切なさの
刹那の時
やわらかき新芽に触れて
うつむく瞳に頬かかる髪
あの人が恋しい
そんな、ひととき..
(はるかからケンへ)
2003.5.22
君は眠る、僕の腕の中
愛しき人よ、幼子のように眠る
いじらしさの
可愛さの
愛しい人よ
いつまでも僕のものだ
ふたりで行く道
楽しき日も、哀しき日もある
けれどもいつものように
こうして君を抱きしめよう
優しき音色聴きながら
切なき音色聴きながら
離しはしない
強く、強く
抱こう
君のぬくもりを逃さぬように
君の優しさを抱こう
いつまでもだ
眠りから覚めたら
また、抱きしめよう
2003.5.20
愛しき人よ、何を泣く
今度逢えたならば
激しく抱擁しよう
骨が砕けるほどに
口がきけないほどに、くちづけをしよう
君の心は僕のもの
僕は君でいっぱいの心だ
ならば
何を泣くことがあろう
僕の胸で泣くがいい
僕は君の細い肩を抱いて
離しはしないから
(ケンからはるかへ)
2003.5.18
蒼き海の詩
我はゆく
明日、特攻機に乗りてゆく
海の藻屑となりはてて
けれども君の心に戻ろう
温かき君の胸
ああ〜
君を置いてゆく
心よ心
飛んでいけるのならば
明日は亡き命
今こそ
君を包まん
君を抱く
熱き抱擁なきままに
飛びたつ我を許したまえ
せめてもの贈りもの
君の純潔
どんなにか君の胸
埋めて泣きたいか
海の底
君への永遠の愛
眠りて誓う
いつまでも....
2003.5.16
雨
時はたそがれ
淡きものふるなり
紫陽花いろのものふるなり
果てしなき空より
はらはらと雨のふるなり
季節は空わたり
鳥たちよ
木陰にひそみて、羽を休む
淡きものふる
紫陽花いろの
あの人の元へと雨運ぶ
果てしなき
空へと運びゆく
雨になれるものならば...
2003.4.14
雨だれ
雨が降ります
やさしく、つよく降っています
あの人の肩も濡れています
あなたの傘の雨だれの一粒
わたしの心閉じこめて
あなたの肩に落ちていきたい
お願いです
いつまでも肩にいたい
乾かないでほしいのです...
2003.5.8
あなたは、そこにいて
私は、ここにいる
逢えないけれど
心でそっと、逢うことはできますね
古い、古いノ−トに記した
言葉を見つけました
愛しい言の葉をいっぱいに
書き綴ったノ−ト
あれは若き日
激しさと、切なさを知った頃
人はみんな
人を好きになり
人を愛し
暮らしてきた日々は
やがて、心の中で
ゆらゆらと揺れていく
いっぱいの気持ちが欲しいと想った頃
いっぱいの言葉が欲しいと想った頃
抱きしめられたい
いっぱいに
想った頃
古いノ−トは知っている
2003.5.5
さわやかな菜の花の季節がきましたね
優しき風にゆれて咲いています
あなたの瞳に、菜の花が映りますか
風の色がみえますか
初夏の風
流れます
あなたの瞳にわたしは映ることはありません
けれども
この菜の花を
遠くで見つめることはできます
眺めることはできます
2003.5.3
白い貝殻
私は、蒼い蒼い海の底に眠る
白い貝殻
いつも波に漂いながら
そっと眠っている
ある時
突然にあの人がやって来る
深い、深い海の底を見る為に..
そっと私を見た
拾いあげて
いつも机のそばに置こうとして
私にふれる
こんな物語
白い、白い
貝殻になりたい
見つけて欲しいから...
ここにいることを...
2003.5.2