短 歌  俳句 

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浴びている心へ陽ざし絶え間なく
笑みのわく時和みのひととき

音色聞くチリンチリン風鈴や
心の音聞く睡蓮ひらいて

消毒のボタンを押せば義母の部屋
今日も見ゆ夏雲の下

雨を抱くかほりかすかに濡れながら
今朝のつぶやきとかされてゆく

2003.6.28



瀬戸暮れて風に傾く花びらの
潮満つ如くアメリカンブル-

マシュマロを口にほおばるやはらかき
心なりたし我はいまこそ

心から飛び出た言葉どこへいく
綴りつ思ふ夕闇は落つ

2003.6.25



とほき日に燃ゆる瞳よ封筒の
中身重たし海辺の街へ

夕空の緑の稜線鳥一羽

夏帽子押えているよ海風に
槿ゆれつつ我も吹かれて

2003.6.23



言葉なく我が黒髪よ薔薇をさす

薔薇の散る今日の日ひかるしず心

君がゆめ雨降りにほふ花片(はなびら)ひとつ

2003.6.19



雨だれの音聞くひととき流れゆく
まぼろしの時あわきぬくもり

野辺の花うなづき濡れてさりげなく
きらつぶひとつ落ちないでいて

紅き花旅のゆめ見る花火のごと
一瞬のゆめはかなさのゆめ

2003.6.16



はつなつに陽(ひ)のひかり伸び花そよぐ
凛といた父顔は若き日

蛍飛ぶ川のせせらぎ遠き日は
浴衣の我の蝶の模様

水車ありカラコロと聞く風澄みて
ひとつのかけらかなしみ見つむ

2003.6.13



夕空よ若き日見ゆ紅色の
ゆらゆらと波とけゆく想ひ

夏を手に入れし我なら激しさの
言の葉綴り文書く日あり

夏が来る白き帽子よ残されて
麦わら帽子ピンクのりボン

2003.6.9



ピアノ曲揺れればひとつ聞こえくる
夏待ち空よ心の音なりて

藍色の絵の具のチュ−ブ押し出せば
青春の日の陰風のまにまに

風そよぎ木々は雄雄しく立ちいれば
野に咲く花のつぶやきかすか

2003.6.6




梅雨冷(つゆびえ)の衣替えたき色選ぶ

短夜(みじかよ)の月見るメダカ水ぬるし

ゆめに散る花ことごとく緋色なる
ひとり花咲く短夜のとき

2003.6.4




星落ちて木の葉そよげば夜のしじま
さまざまの事おもひ出す花

夏草に吐息よひとつ風の路

みなみ風いずこより吹くやこの道に
ひとり佇む瀬戸の夕焼け

2003.6.2