恋 詩
since 2002.11.9
今、恋をしている人へ
遠い日に恋をした人へ
はるかな日に書き綴った詩を紐といてみました。
そっと、見てくださいね。
2002.11 2002.12 2003.1 2003.2 2003.3 2003.4 2003.5 2003.6 2003.7
秋が来る
貴方と一緒にはいられないけれど
木々は色づき
ひんやりとした秋風
傍にはいられないけれど
秋がやってくる
愛しさと
寂しさと
喜びと
心いっぱいの想い
秋がやってくる
貴方に逢いたい
秋空が広がる
2003.8.29
雨です
いつだって逢いたい
いつだって抱きしめられたい
あなたはそこにいて
私はここにいる
この文字は飛んでいく
雨なのに
あなたはいない
雨だれの音もかき消す
激しき雨です
心ふる
激しき雨よ、雨
あなたのものなのに
なにもかも...
心、乱れる
激しき雨です
(はるかからケンへ)
2003.8.26
心はひとつ
あなたに逢いたい切なさ
あなたにふれたい切なさ
いつだって
ふたりはひとつ
あなたの心の中でひとつ
あなたに包まれたい
あなたを包みたい
はるかなる距離を越えて
ふたりはひとつ
心はひとつ
愛しさの人
切なさの人
心ひとつの人
(ケンへ)
2003.8.25
大空を駈けるように
大地を走るように
雲の流れに乗るように
出来もしないことが
できるように感じるとき
それはときめきの心
恋する心
何もかもが輝いていたと
感じるとき
そんなころ
恋する心
あなたへの想い
流れる雲に飛ぶ
雨だれの音にひそむ
星空にきらめく
そんな過ぎた日の恋
2003.8.22
恋するとき
人を恋する詩
言葉にならないささやき
自分はもう自分でなくて
あなたのもの
激しさの
優しさの
あなたを恋するとき
雨降れば、雨だれの音
晴れならば、そよ風
さらさらとゆく
あなたのところへと
心だけ飛んでゆく
見えはしない
ふれることはできないけれど
確かにいる
あなたの心の中へ
若き日の気持ちはさらさらと
梢、揺らす風のように過ぎてゆく
潮騒が聞える丘
ふたりの心、ひとつの頃
夜空のきらめきあげたいと思った
そんな頃
2003.8.17
遥かなる、いにしえからの声
貴方の呼ぶ声
天空を超えて
時空を超えて
届いた声
出逢うべきして
巡り逢い
心がひとつ
気持ちがひとつ
恋する瞳
恋する心も知らなくて
今は
ただ
逢いたいだけ
傍にいたいだけ
震える心、受けとめて
ひとつになりたい..
心、ひとつになりたい...
ケンへ
2003.8.15
風をみたよ
桜の舞う丘の風
木立を吹きぬける白い雲の風
枯れ葉踏む秋色の風
木枯らし吹くプラタナス並木道の風
みんな、あなたとの風
風に吹かれて歩いていたい
ずっと
ずっと
あなたとの道
ひとつの道
ふんわりと包まれていたい
あなたの風
そんな風をみたよ
(はるかからケンへ)
2003.8.15
風になりたい
優しさの風をひとつ
あなたへひとつ
鳥は唄い
水、清く
雲わく、ふるさとの風
あなたの心の中を
通りぬける風になりたい
貴方の心の中に
とどまる風になりたい
風がほほえむ
風がはじらう
切なさの風
あなたへひとつ
送りたい...
(はるかからケンへ)
2003.8.12
ふたり
真夏の海は蒼
ひかり輝きながら
雲は白く湧いて
ふたりはいた
そんなありもしない出来事を
心に思い描いてみる
いつだって
ふたりはふたり
若き日の心は
ひとりじゃなくて
ふたり
海へも
山へも
あなたとふたり
そんな若き日の心想う
暑き夏です
2003.8.10
向日葵
夏の思い出ひとつポケットに入れて
汽車に揺られた頃
向日葵が咲いていましたね
遠き夏です
汽車はひた走る
私の気持ちだけ乗せて
何も見えない
何も見えていない
ただ逢いたいだけ
あの人に...
向日葵よ、あの日の風
届けてね
2003.8.7
まぼろしを見た頃
頬にふれないで
耳元でささやかないで
そんな心の中の自分の童話
まどろみの午後
汽車に飛び乗った頃
逢いたくて..
手土産は、一輪の花
せせらぎに足を伸ばした頃
冷たさに目覚めた頃
不思議な物語
さらさらと綴る物語
それは恋する頃の詩
2003.8.1