恋  詩

since 2002.11.9

今、恋をしている人へ
遠い日に恋をした人へ
はるかな日に書き綴った詩を紐といてみました。
そっと、見てくださいね。

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心の中にある
幸せという名前の小包

そっと開けてみる

あなたとふたりで...

中身があるかないかは

貴方の心
私の心だけが知っている

薄桃色のリボンがかけられた
幸せという名前の小包

開けてみたい

貴方とふたりで..

2003.10.31



遥かなる日に思いました
そばにいることは出来なくて

貴方に言える言葉

それは

行ってらっしゃい
お帰りなさい
おつかれさま

その肩に
その手に

触れることはできない

たったひとつ触れることができるもの

それは貴方のこころでしょうか...

2003.10.28




人は、両手いっぱいに
持ちきれないような哀しみはあるのでしょうか

君の哀しみ
僕にくれないか

ひとつの言葉
ささやかな言葉
ほのかな言葉

人は言葉で
やさしさ探します

それでも
優しさの言葉はいらない
包み込む
気持ちさえあれば
哀しみは軽くなっていく

そんなことを願った
遠き、遠き日がありました

2003.10.27



いつだって
君を抱き寄せたい

燃える瞳で僕を見ないでほしい

広いこの世界で
君を見つけた

たったひとりの君

僕のものさ

激しさをあげよう
温かさをあげよう

いつだって
僕は君のとりこさ

燃える瞳で僕を見ないでほしい

明日になれば
君は僕のもの


激しさをあげよう
温かさをあげよう
僕のすべてをあげよう

はるかへ
ケン

2003.10.24






風そよそよと
髪さらさらと
 
過ぎてゆく秋
あの人との風
 
はるかなる地よりの風よ
 
届けよ
あの人への詩
 
心運びくる
 
私だけの風
あの人への風
 
心いっぱいに欲しい風

遥か遠き日に吹いた風
心に吹いた風

2003.10.22



聞こえますか
私の心詩

届きますか
貴方へ

見えなくてもいい
聞こえなくてもいい

秋桜が咲いたよ
空が青いよ

綴ることは出来るのだから

季節流れます
いくつも数えた
心のひだ

ゆるやかに
秋風流れます

今はもう

2003.10.19


揺れ惑うこころ
貴方は私の髪を優しく撫ぜて
ゆるやかに時は過ぎていく

激しさの時
切なさの時

ひとときが
何倍にも感じる時

恋する気持ち

あなたとふたりで...

木もれ陽はふたりの頬を照らし
見つめる瞳に二人が宿る

ふるさとの野の花一輪

貴方への詩

せせらぎのあの流れ
夕暮れの星の瞬き

若き、若き

貴方がいました...

2003.10.16



君へ

君へ聴かせたい唄があるよ

あの時
君の瞳は輝いていたよ
君の瞳には僕だけが写り
他には何も見えない
見えていない

ふたりだけの気持ちがあったよ

あの時の唄は
まだ唄うことは出来るけれど

もう今は
遠すぎて
届かないかもしれないね

大きな砂時計に埋もれては
しまったけれど
確実に僕の心の中では

あの日の君が
止まることなく動いているよ

さらば愛しき君よ
あの雲の彼方にいるであろう君へ

僕がそっちへ行ってもわかるだろうか

いまでも唄を聴かせたいよ

2003.10.12

小さな指の先
ピンクのマニキュア
泣き笑い

哀しくて塗って
嬉しくて塗って

そっと
眺めて見る

あの日のピンクが揺れていた

遠い日の指

いまでもやっぱり
ピンクのマニュキュア塗っている

小さな指の先
ピンクのマニキュア
泣き笑い

2003.10.10


指定席

逢えても
逢えなくても

すぐ傍にいてくれるような錯覚

遠くて遠くて

逢えなくて
甘えられなくて

心の中の指定席
そこが私の居場所

小さな椅子
ひとつ、置いて下さいね

2003.10.9

*********

若い頃、遠距離恋愛でした。_(^^;)ゞ



やわらかな風

いつものように貴方へ綴る詩

春は芽生えのたんぽぽ
夏は真っ赤なカンナ
秋は秋桜
冬は風花

いくつもの詩
貴方への詩

綴り終えることはなくて
そよ風に流されてゆく

それはきっと

心の中だけで書いているのですから..
つぶやきだけなのですから..

私の瞳の言葉を知ることはありません

季節という名前の使者へ託します

私の想い
私の詩

これからもずっと..
やわらかな風、送ります

2003.10.7




木の葉

木の葉が燃えて
季節過ぎてゆく
日めくりをめくれば見える
遠い日の私

情熱の頃
涙した頃
笑った頃

一枚、一枚落ちていく葉が
私の過ぎ去った日々

つぶやき残して散っていく

心の中の木の葉は
さらさらと
いつまでも
散ることはありません

季節という、日めくりは
あなたと一緒なのですから

2003.10.6



秋桜


秋桜が散っていく

はらはらと
さらさらと
散っていく

思い残すことなく散っていく

あの時の唄が聞こえる
耳元でやさしく聞こえる

もう一度
この花ぴらが散っていく前に

逢いたい
あなたに逢いたい...

遠い日の思い出日記に記された
文字がみえる

知られることのない恋日記
何も知らせず
通り過ぎた人
想い出だけが

秋桜の花だけが

過ぎた日の心を知っている

2003.10.3




はるかなる恋物語


出逢いは突然

ふれあうことも
語り合うこともない

そんな出逢い

はるか海の彼方よりの人
切ないほどの、ときめき

神様の気まぐれ
神様のいたずら

それは貴方との出逢い

広き胸
太き腕

抱かれて眠りにつく

そんな夢のまた夢
刹那の出逢い

ときめきの
妖しさの
切なさの

心震える時
貴方との出逢い

遠き日の思いは綴れし、古きインクのにじむ色
はるかなる物語は
想い出という心のノ−ト
水色のノ−ト

2003.10.1