恋  詩

since 2002.11.9

今、恋をしている人へ
遠い日に恋をした人へ
はるかな日に書き綴った詩を紐といてみました。
そっと、見てくださいね。

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貴方に逢いたい夕陽が沈む

心ひとつ
それでも寄り添いたい
肩にもたれたい

過ぎていく日は速いのに
逢えない日はゆっくりと流れる

そんな言葉が綴られて
お便りは汽車に乗りました

青春の日の綴り言葉
想いの数々

揺れて、揺られて
貴方の元へと辿り着く

紅き夕陽は、あの日の心
私の気持ち

ひとつあげたくて
お便りは汽車に乗りました

2003.12.31





涙いっぱいの君を見つけたよ

それは始まりの季節
君との新しき季節

君の涙、僕にくれないか

悲しみは半分に
喜びは倍に

僕は言えなくて
ただ君を見つめたよ
遠い空から

涙いっぱいの君を見つけたよ

いつの頃か見た映画の物語
こんなことを思い出す

星冴え冴えと光る夜です
三日月が眠る花びらを見つめる夜です

2003.12.29



冬のひだまりの中で見たよ

君の素顔
君のしぐさ

恋する瞳さ
僕の君

今はもう..
ピアノの音色がさらさらと流れるよ

あの日の君の眼差しよ
恋する瞳を覗き込む

僕の瞳に君が映り
君だけが映り

風がざわめいて
鳥たちは飛び立ったよ

冬のひだまりの中で見たよ

遠い日の君

2003.12.27



花野過ぎ
時はゆるやかにいく

うつむき探す言葉のかけら

あの日見たのは
どんなかけら

あの日の言葉は、どんな色
あの時の瞳は、どんな色
あの日のときめきは、どの速さ

心模様は綴られて
風は雲の行方を追う

見果てぬ夢は
青春の扉の向こう

涙ひとつぶ
水色にこぼした日

花野過ぎ
時はゆるやかにいく

2003.12.25




夢を織りながら
過ごした日々

貴方との日々
若き日の眼差しは
激しさと優しさに溢れて

言葉はいらない

夢を織りながら
待っていた日々

すべてのことが
貴方のこと
貴方とのこと

春風が吹く道
真夏の海岸
落ち葉を踏んだ道
風花の舞う道

貴方との日々

2003.12.19




ひととき

若き日の貴方
そして、私

逢えたときは
夢のようなひととき

時の流れ
止まるほどの激しさ..

貴方だけしかみえない
貴方だけしかいない

逢えた時

ふたりだけ..

そんな時

夢の時

貴方とのひととき

2003.12.17




恋風

頬に、心に
吹いた風

ふたりに吹いた風

浜辺で
月夜の下で

貴方と私に吹いた風

ふたりだけの風

貴方と私だけに吹いた風

恋風の吹いた頃
 懐かしき

2003.12.16




胸に想い溢れくる

若き日は

雨の日も
まぶしい太陽も

すべてのことが
あの人へと通じる

雨降れば
傘の姿

晴れなら
笑っている

そんなことすら
想い出せば

心に想い溢れたこと
そして
微笑みが広がる..

2003.12.13




冬の雨
優しく軒を伝いながら流れゆく

逢いたさの一粒
恋しさの一粒
切なさの一粒

若き日を思う一粒

寒さに震える日も
心だけは温かだった
あの日

貴方がいて
私がいて

あの頃も
雨だれの一番綺麗なものを

たった一粒だけでいい
貴方にあげたいと思いました

たった一粒だけ
貴方の心欲しいと思いました

2003.12.12




貴方の肩に私の髪が触れる
さらさらと流れるように...

ふっと
さわやかな、ふんわりとした空気がふたりを包み込む

若き日はこわいものがなくて
ためらうものがなくて

ただ
ふたりでいたいだけ
そばにいたいだけ

そんな若き日

心に閉じこめた思いは
遥かに流れて

いくつもの季節は
いくつもの星は

変わりなく
万年の距離を越えて今宵も煌く

2003.12.8