花　　詩　　集

Ｎｏ1　（2002.5.29〜2002.6.26） Ｎｏ2　（2002.6.27〜2002.7.28）

Ｎｏ3　（2002.8.1　〜2002.8.31） Ｎｏ4　（2002.9.1　〜2002.9.30）

　Ｎｏ5　（2002.10.1〜2002.10.31） Ｎｏ6　（2002.11.1〜2002.11.13）

Ｎｏ8（2002.12.1〜2002.12.25）

Ｎｏ9　　Ｎｏ10　　Ｎｏ11　　Ｎｏ12　　Ｎｏ13　　Ｎｏ14 　No15　Ｎｏ16　Ｎｏ17　Ｎｏ18

No25

寒さの中で咲く 霜の降る中で咲く そっと、春を告げるように これからは暖かくなるよ そう言うように 梅の花の励ましが聞こえる 寒い日、暖かい日は 繰り返されて やがて、うららかな春はやって来る いくつもの春を過ごして来たけれど こうして迎える春が 心に刻みつけられていく

2005.2.2

芽吹きの時です 春はいつもやって来る 迷わずにやって来る 海にも、山にも里にも、やって来る 春の喜びの頃 涙して別れた頃 いくつもの春は過ぎて また新しき春は来る 心の中の新しい春に こんにちは 今年もよろしくね

2005.1.28

母さん、もう咲いていました まだまだ寒いのに、強いですね 小さな、小さな花 まるで母さんのようです 小さく、小さくなった母さんが いとしくて、会いたくなります 春になると、畑も忙しくてね そんな声が聞こえてきそうです これからも 何度も、何度も見たい 母さんと見たい花です・・・・

2005.1.25

時を紡いで、あなたとの日々 優しき音色が流れます 遥か彼方から呼ばれた風の音 蒼き海の底に眠る貝殻ひとつ ささやきが聞こえる 眼を覚ましてよ ほら、漣が聞こえるかい 波間に洗われた石は寄せては返し丸くなる 白き貝殻のつぶやき つぶやきの泡は海に溶けてゆく 荒荒しい波と、優しき波が交互にやってくる あなたの声が聞こえる どこかで呼ぶ声が聞こえる 時を紡いで 風の音を聞いて 波間に漂いながら 季節巡りゆく

2005.1.19









梅の蕾
春を待つ花
喜びを待つ花
ひっそりと待つ
どんなに寒くても、固い蕾は開く

生きていることで
待っていたこと
待つ心

そんな頃は誰にでもありました

どんなに雪が降っても
寒くても

耐えて開きます

可愛い梅の蕾が付きました

2005.1.14

暖かな春を待つ 飛んで行ってね 私の子供たち 大きく羽ばたいてね 広い野原で咲くんだよ 元気いっぱい、仲良く咲いてね 暖かな春 柔らかな日差し たんぽぽは、待ちます いつの日か子供たちに、降り注ぐ 暖かな太陽を夢見て・・・・

2005.1.11