恋  詩

since 2002.11.9

今、恋をしている人へ
遠い日に恋をした人へ
はるかな日に書き綴った詩を紐といてみました。
そっと、見てくださいね。




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No 324




冬に咲く花、強き花

貴方を想うように咲いています

この花の強さになれたら

逢えますか

雪が降っても咲いています

貴方に見せたい花です

心、ふんわりとピンク色です
心、寄り添っていたいです

冬に咲く花、強き花

貴方を想うように咲いています

2004.12.30





No 323




どんなに寒くても心は温かです

あなたの側にいるから
いることが出来るから

凍てつく夜に
凍える朝に

あなたを想います

心の中で
くっついていたい

そんなわがままを思います
。。。。。。

落ちた小さな葉っぱに
遥か遠き日を思い出しました

2004.12.26




No 322

あなたの後ろをこっそりと見て

しぐさを見て

ほほえんでいる

声はかけることがなくて

こっそりと眺めているだけ

すぐ近くにいるのに
貴方は気づいていない

そんなこと

若い頃に思いましたね

そして
こっそりと
微笑んでいました・・・・

2004.12.21




No 321

もしも空を飛べたなら
もしも風になれたなら

あなたの元へと
飛んで行きたい

まっすぐに飛んで行きたい

もしも、イルカのように泳げるのなら

あなたの海へと
辿り着きたい

心に響く音色を聴きながら
あなたを想います

頬ずえついて想います

額にかかる髪を上げてみる

本当は、おでこって、知らなかったでしょうね

いつもうつむいていましたから・・・

2004.12.19




No 320

貴方を思えば
心ぬくくなる

春のようにぽかぽかで
夏のように暑くなる

貴方を思えば
遠い目になる

貴方を思えば
逢いたさ募ります

過ぎた日々は
心の宝石箱の中

ひとつ、ひとつが光っている。。

想いは、褪せたノ−トに綴られて
今はもう

私の心の中だけに
見えるノ−トです

2004.12.17





No 319

星の数だけの好き

何万光年の輝き

遥か、いにしえの光、輝く

星の数だけの輝き

星を眺めた頃
人を好きになった頃
訳もなく涙した頃

彼方に星は煌めいて

あの星の数だけ好きと伝えたい

過ぎ去りし日は懐かしく

あの日の星は、また輝く

2004.12.14




No 318

ふいに目覚めて

あなたの名前を強く呼ぶ

心で激しく呼ぶ

あなたをおもへば切なき

あなたをおもへば愛しき

あなたをおもふ

強くおもふ
はげしくおもふ

若き頃に書き綴った
恋文は

なつかしき・・・

2004.12.11




No 317


紺碧の海を泳ぐイルカ
そこに漂う船がある

貴方の元へと辿りつきたい
難破船

波に揺られて漂う

果てしない海原を

ただ黙って揺れている

貴方の元へと辿りつきたい
難破船

あの船は私

紺碧の海を漂う難破船

果てしない海原を漂いながら

目を閉じて
いつまでも漂う

2004.12.8




No 316






最後の木の葉が揺れています

もう落ちてしまうけれど
また揺れていたい

時の流れは
まぼろしのように過ぎて

黄色い静寂が私を包みます

貴方への

心の揺れ

この木の葉は私です

2004.12.5





No 315





取り残されたこの柿のように

いつも側にいて
いつもふたり

笑っている

秋の日が音もなく過ぎて行きます
木の葉は音を立てて
吹き寄せられて行きます

いつだって一緒にいたい
いつも吐息を感じていたい

そう思った頃

遥かなる日にありましたね

2004.12.4