恋  詩

since 2002.11.9

今、恋をしている人へ
遠い日に恋をした人へ
はるかな日に書き綴った詩を紐といてみました。
そっと、見てくださいね。




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No 337

貴方の声を探してみる

私の耳の中に残る
貴方の声を探してみる

心の中で言葉を作って
貴方の声にしてみる

夕闇が声を低くする

貴方の声を探してみる

そっと

いつものように
探してみる

2005.1.31




No 336

流れゆく時に  想いを馳せ

紅く落ちて行く夕暮れ 

風は南からやってくる

降り止まぬ雨の中
暑き夏の木陰のひととき

いつも貴方を待っていた
 
いつかと同じ風が吹き抜ける
 
いつの日も
貴方を待っている

そんな思いの頃

ほのかな風の春がやってくる

私の頬をなぜる みなみ風が吹いてくる

私の髪をくすぐるようにやってくる・・・

2005.1.30




No 335

いつものように
貴方へ綴りたい

私の言葉

あなたへのぬくもり

心のぬくもり

あなたへの愛の詩

止めどない言葉は

蒼い空に流れ、流されて

ふんわりと漂う

春のそよ風のように、届けたい

菜の花に舞う蝶になって、届けたい

あなたへの言葉

好きだよと・・・

2005.1.27




No 334




紅き山茶花は、燃えるが如くに咲いて
くれないの夕日は、地平に燃ゆる

雲流るる果てに、人が憩う泉あり
季節は、花を蝶を運び来る

過ぎにし日々よ

儚さの時
夢、まぼろしの時

今宵の星は、惑いて見えて

幾光年のひかりは、瞳に宿る

愛しき人のまなざし見つける光の群れ

散る花よ、命惜しみなく
華やかに散る、切なく散る

今宵、星の下で散る

2005.1.26



No 333

心からの言葉

一番好きな言葉

一生懸命な言葉

あなたを想う言葉

私を見てねと、想う言葉

さりげない言葉

ずっと、ずっと持っている言葉

花を見るように
月をみるように
星を見るように
青い空を見るように

いつも、いつも持っている言葉

あなたが好きです・・・

2005.1.24




No 332

イニシャル

あなたのイニシャルを空に書いてみる
心の文字で書いてみる

なぞってみる

貴方へのハンカチに

藍色でイニシャル入れて

ゆびでなぜてみる

愛しさが溢れるから・・・・・・・・

空はどこまでも蒼くて

私の心の色が

果てしなく広がる

2005.1.22





No 332

君は、僕のガラスの花


触れたら壊れそうで
遠くから眺める花

日差しに輝く花

蒼い空を向く花

いつの日か、胸に抱く花

僕の胸であたためる花

たった、ひとつの花

君は、僕のガラスの花


2005.1.19



No 331




雲流れる果てに貴方はいて

なみだがぽつり。。

ほほへおちた

あいたい、なみだ
あえない、なみだ

遠いから仕方ないとわかっているのに

わがままという色の涙

こころにあふれます。。

********

遠き日のお便りは
汽車に乗って
貴方の元へと、旅して行きました

2005.1.18




No 330

こんなにたくさんの人がいるのに

好きになった人
不思議ですね

恋って、不思議ですね

遥かなる日に思いましたね

心の中って丸い器だと思いました。

想いが溢れると
こぼれそうになるから・・・

若い頃はそう想いましたね

2005.1.15




No 329




恋しさの募る思ひよ夜更けて
きらめき光るオリオンの星

遥かなる日の歌は
切なき
懐かしき

若き日の思ひよ、思ひ

今宵また、輝くオリオンの星

遥かなる古代の光よ

今、辿り着く

2005.1.13




No 328

貴方への流れ

緩やかな流れ
激しい流れ

時には、岩をも砕くような流れ

そして
辿り着きたい
貴方の元へと

貴方への流れ

心の流れ
寂しさの色と
情熱の色

すべてのものが

貴方へと流れ行く

私の心の流れ
私の心の色

2005.1.12




No 327

魔法の言葉が欲しいです

元気になれます
微笑みがでます

逢いたくなります

魔法の言葉が欲しいです

貴方からの言葉

好きだよ・・・と

2005.1.10




No 326




少しうつむいて水仙が開きます

私もうつむきかげんに貴方を見ます

覗き込むように見ます

瞳と瞳が合えば
思わず、もっとうつむきます

心の中の言葉が見えますか

瞳の中に見えますか

貴方が好きだという
文字が見えますか

2005.1.7




No 325




静かに、静かに雪が降ります
貴方のことが私の心にも降ります
降っています

音もなく
さらさらと
はらはらと
降っています

心、溶かされて
冷たいはずの雪でさえ
なぜか暖かく感じます

静かに、静かに雪が降ります
貴方のことが私の心にも降ります

暖かい雪が降っています・・・

2005.1.2