恋  詩

since 2002.11.9

今、恋をしている人へ
遠い日に恋をした人へ
はるかな日に書き綴った詩を紐といてみました。
そっと、見てくださいね。



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No355

春の雪
はらはらとふる

わたしの心にも春の雪がふる

さらさらとふる
風にも舞いながらふる

いろいろな雪

心の中で温かくとかしながら
あの人を想う

いっぱいにふった雪は
心、満たして
あたたかい私の吐息に変わる

春の雪
はらはらとふる

わたしの心にも春の雪がふる

さらさらとふる

2005.3.25





No354




あの蒼い空は貴方の色

菜の花は私

貴方の暖かい黄色になりたい
ぬくもりになりたい

蒼い色へ届きたい

風になれたら
雲になれたら

届きますか

貴方のそばへ

貴方の暖かい黄色になりたい
ぬくもりになりたい

菜の花は私です

2005.3.24




No353





芽吹きの時です

遅い春です

でも、必ずやって来ます
ゆっくりやって来ます

春風に髪をなびかせて
眺める雲は
貴方の街へと流れます

貴方に逢いたい春です

いいえ

いつだって、逢いたい私です

2005.3.23




No352




優しき音色に
ふいに涙、溢れます

この花のように
ふんわりと
あたたかく
包まれたい

人は、みんな幸せの花が欲しい

やっと気づいた、幸せの花

自分の心にある花
いつも持っていたい花
自分だけの花

幸せ色は、自分で決める色

これからもずっと・・・・

2005.3.15




No351

春の淡雪が降る

はらはらと
さらさらと

すぐにとけてしまうけれど

私の心の淡雪は
とけない雪

さらさらと降る
心に降る

好きの数だけ降る

春の淡雪が降る

はらはらと
さらさらと

つぶやく名前の数だけ降る

2005.3.14




No350




春の雨が心に降りました
いっぱい降りました

一粒、一粒が
まるく微笑みます

きらきらと光ります

ささやきが詰まっています

この雨の一粒、一粒は

私がつぶやいた

あなたの名前です・・・・

2005.3.12




No349




この大きな木の下で憩いたい
眠りたい

雨からも雪からも守られて

いつも、もたれていると
ぬくもりが伝わってくる

いくつ季節が巡っても
ここにいたい

それは
この木が、あなたなのだから・・・・

2005.3.8





No348





さわやかな皐月の空に咲く花です

薄紫のやさしい花です

土の中では美味しいものが、大きくなります

風が頬を通り過ぎます
空は更に青くなります

何かの始まりの予感

あの頃の唄
あの頃の私

ちっぽけな心と
さみしげな瞳

この花の中に
流れた日々を見つめます

あなたに教えてもらった花です

2005.3.7




No347

春の淡雪は、とけてしまったけれど

私の心に降る雪は

とけないゆき
あたたかいゆき

ぼたんゆき
こなゆき

みんな、あなたのゆき

いっぱい降り積もっていく
心が重たいほどに降り積もる

さらさらと、心の中で舞う
あたたかいゆきが舞う

あなたの雪が

わたしの心にふっていく・・・


2005.3.5



No346

今宵、星は瞬いて
遥かなる海を越えて

同じ星が、あなたの元で煌めく

ひとつの星を眺める
ひとつの気持ちを確かめる

心のぬくもり抱きしめる

今宵、星は瞬いて
星空を越えて

同じ月があなたの元で輝く

春を待つ夜の星

煌めく星座を
あなたと眺めたい

2005.3.2