恋 詩
since 2002.11.9
今、恋をしている人へ
遠い日に恋をした人へ
はるかな日に書き綴った詩を紐といてみました。
そっと、見てくださいね。
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No369
水面に風が渡り
思いがゆらゆらと揺れる
風は緑色
心は、薄紅色
雲行く風は、彼方を目指す
ゆらゆらと、想いを運ぶ
夏色の空は
またここから始まる
新しき綴り言葉は
夏の風に運ばれていく
またひとつ夏の扉を押してみる
2005.4.30
No368
ツツジ咲く時も
いいえ、どんな花が咲く時も
貴方の傍にいたいのです
いくつもの花は
懸命に咲きます
貴方に逢いたい花です
私は、貴方に逢いたい花です・・・
2005.4.23
No367
あなたの街から朝日が昇る
温かい光が包み込む
やさしさの光
喜びの光
やわらかな光
私に心の光、下さいね
あなたの名前の光、下さいね
2005.4.22
No366
貴方の住む街
この夕日が沈むところ
今、飛んで行きたい
瞳がぬれているのは
涙ではありません
貴方に逢いたい瞳です
目をこらして、貴方を捜せば
瞳が勝手に潤みます
貴方の住む街
この夕日が沈むところ
今、飛んで行きたい
飛行機雲に乗って・・・・
2005.4.21
No365
いつも捜していた
分かり合える人
ほほえみ交わす人
丘の上の教会の鐘が鳴る
そよ風が私を包む
温かい風
やさしい風
いつも捜していた
いつか出会えると
信じていた頃
雲が流れます
あなたの街へと
海風が吹く街へと
2005.4.20
No364
この小花の数だけの好き
いっぱいの好き
爽やかな空に春風が流れます
小川のせせらぎ
海鳴りの音
山の緑の葉づれの音
かすかな音に託して
伝えます
貴方が好きです
白い花は
貴方そのものですね
心の中の季節はゆるやかに流れます
2005.4.19
No363
ゆらゆらと
水面に映る思いは
春の風に飛んで行く
はらはらと
散りゆく桜に
思いはこぼれゆく
心いっぱいに
あなたへの思いを抱きしめて
きつく
きつく
折れんばかりに
抱きしめられたい
水面につぶやいてみる
桜の花びらだけの思い
つぶやいてみる
2005.4.15
No362
桜花、雨に打たれし
重たげに、花びらうつむく
しのつく雨よ、無情なり
遥かな地にも雨は降り
同じ思いの桜散る雨
温かき春の雨
心にも花びら色の雨が降る
ひとり咲いた花、こころ花
咲くもひとり
散るもひとり
桜花、雨に打たれし
とけてゆく
2005.4.12
No361
逢いたいって
涙がこぼれるのですね
なぜだかわからないけれど
こぼれるのですね
この花の咲く、皐月の空でいたいのに
ぽろぽろと、涙こぼれます
泣いたら、叱られるって知っているのに
勝手にこぼれます・・・
2005.4.11
No360
君の微笑みを、俺にくれないか
俺の為だけに笑ってくれ
俺だけの笑顔が欲しい
何もかも
独り占めしたい
春風が吹けば
逢いたいさ
いつだって逢いたいさ
俺だけの為の笑顔、くれないか
2005.4.10
No359
春の野に咲く花ひとつ
心の笑みと一緒に届けます
貴方へ届けます
溢れる想いは、この花びらへ
ひとつ、ひとつに込めて送ります
やはらかき春の色
私の心の色
貴方への色
2005.4.9
No358
傍にいたいです
いつも隣にいたいです
この花のように寄り添っていたいです
貴方を想えば
涙溢れた頃
遥かなる日の恋歌
やさしき風が行く
激しき風が吹く
人は恋をして
心震えた頃
懐かしさ溢れた日々が
心のひだに綴り込まれて
また、季節の扉が開きます
2005.4.8
No357
貴方の腕にぶら下がりたい
こんなふうに・・・
そっと瞳を閉じれば
風がふっと、ざわめいてくる
春風の中のふたり
時の止まる時
花びらの中に思いを閉じ込めたい
時の流れを止めてみたい
ふたりのひとときが
音もなく、柔らかく
過ぎて行く
2005.4.6
No356
花びらが開きました
ひとつの花びら
貴方の為に開き
貴方の為だけの花びら
風に揺れながら、震えながら
寒さに耐えました
春風と一緒に眺めることは出来ないけれど
この花びらは、あなたへあげたい
たったひとつの花びら
あなたの為に開きました
私の心の音色聞こえますか
そっと奏でているから
聞こえるはずはないけれど
それでもあなたに届けたい
この花びらを添えて
2005.4.4