No41
七色の夢をみた頃
想い人、遥か
瞳を閉じて
心の瞳をゆっくりあけて
夢のひとときを
あの頃の自分を
そっと、思い出す
夢のまた夢
七色の夢
心に染め上げた夢の色
2010.7.12
桜に酔いしれて
父を想う
母を想う
喜びも哀しみも
人の道のりは、それぞれの道
華やかに咲き
潔く散っていく桜は
人の生き様
桜に酔いしれて
心に喜びと哀しみの涙を
はらはらと、こぼす・・・
父を想う
母を想う
この世に産んでくれてありがとうと・・・・
2011.4.5
お友達の植えた、ウィンタ−コスモスが優しく揺れて
最後の言葉を思い出す
私ね、蝋梅の花が大好き
香りも好き
春一番に咲いてくれて
元気を貰えるよね
2月17日、一緒に眺めた蝋梅の花
その夜、帰らぬ人となり
私には、黄色のお花が忘れられない
面影のお花となりました
季節の流れは
楽しい語らいと、笑顔だけが
心に溢れて
どこにいても、一緒にいるような気がしてなりません
2010.11.1
秋桜が風に揺れたら
秋雲が空に流れたら
ゆらゆらと
さらさらと
時は流れて
巡る季節が深くなる
秋桜が風に揺れたら
秋雲が空に流れたら
またひとつ、季節の扉を開ける
ゆらゆらと想い出の秋
秋桜、風に揺れて
優しく揺れて
心、やわらかくなる
2010.10.4
この花の咲く頃
彼岸の向こうへ逝った人に会いたい
大切だった人に会いたい
爽やかな風に秋桜が揺れて
鮮やかな彼岸花が咲く
繰り返される季節は
思い出人との別れが蘇る
秋風が吹く頃
秋桜が咲く頃
彼岸の向こうへ逝った人に会いたい
2010.9.30
