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No34






一粒のきらめき

淡い夢物語

ときめきと、あこがれ

青春の日々の輝き

瞳を閉じて
夕焼け迫る校舎を思い出す

一粒のきらめき

希望の夢物語

遥かなる日の
遠い日の

想い出誘う

淡い花しずく


2008.10.9











小さな命が
晩秋に輝いて
秋風に憩う

自然と共に生きる
小さな命の賛歌

強さ下さいね
私に下さいね

蝶は風を受けて立つ

過ぎてきた季節に
問いかける

自分に過ぎてきたこと
すべてのことを大切だと思う心

いつまでも
いつの日も

小さな命を眺める度に

心に吹く風は優しくなる


2008.9.15









はるかなる日の思い出は、もも色

これから雨の日が多いからね
母が買ってきてくれた
レインシュ−ズ
可愛いピンク

雨が降る日を待ちわびて
わざと入った水溜り
学校帰りは、舗装のない道の水溜りが楽しくて
お気に入りのレインシュ−ズで
遠回りをして帰った

瞳を閉じて、あの日を思い出す

ゆるやかなとき
優しい時の流れが
心に甦る

はるかなる日の思い出は、もも色


2008.6.13










フサよぉ
お前がお嫁に行く時は
ベベノコ一頭つけてやるからな
いっつもお前ばかりに畑を手伝わせて悪いな・・

うん・・・

炭焼き釜から
出来上がった炭を出す時は
いつものようにくらくらする

釜の中に一酸化炭素がたまっているために
父の言葉を遠い声で聞いていた

あれから、父は47歳という若さで亡くなった

もちろんフサエがまだお嫁に行く前だった


遠い日のことは
映画のワンシ−ンのように甦る

まだ元気でいた頃の父がまるでいるように
その言葉が思い出される


そんなふうに
いつものように
フサエは話してくれる

2008.3.7







自然の中で、繰り返されるタンポポの命

風に吹かれるまま

大地に根を張り、お日様を仰ぐ

太陽と、雨と風によって生きる

ただひたすらに生きる
種を飛ばす為に

自然は優しい

繰り返される四季

見つめれば、命の賛歌
聞こえ来る

春の足音、聞こえ来る


2008.1.25












季節はうつろい

寄り添うもみじは、散るを待つ

時は、穏やかにゆく
いつもの速さで

それでも心の時計は、早鐘のように打つ

巡る季節は

緩やかに、優しく過ぎてゆく

もう一度、時を止めて

そんなことを想う、秋です・・・


2007.11.22