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No35







季節の移ろいに心重ねて

想い出箱を取り出してみる

きらめく葉
さみしい葉
かなしい葉

一枚、一枚の葉に心の文字が見える

時よ止まれと願った、あの頃

燃ゆる葉の、刹那のひととき

秋の風は、さらさらと流れて

頬をなぜていく

愛しい人へ

想い出の葉を数えています


2013.12.4










澄み渡る暁の空に

季節の扉が開いて行く

暁の空と一緒に贈ります
四季の音色

心の音と一緒に、贈ります

巡る季節は、一層優しくなり、愛おしく
日々が惜しみなく過ぎて

木の葉が舞うように、日めくりは過ぎていきます

見えるもの、感じるもの
すべてのものに感謝と思いやり

あなたにこの暁を贈ります



2013.1.16









あなたの心に残る風景は、何色ですか

四季の色に癒されて
季節が流れて行きます

晴れの日
雨の日

生きてきた日々は
鮮やかに心に残ります

あなたの頑張りは
巡る季節が、一層の優しさを添えてくれます

穏やかに季節を眺めます

愛しさを込めて



2012.11.29








野辺に春がやって来て

鳥たちは唄う

繰り返される季節は

優しい風と、思いやりの気持ちを連れてくる

小さな花は、寄り添って生きる

お日様に向いて懸命に咲く

春の息吹は、何もかもを包んでくれる

少しの頑張りでいい

ただ自分なりに

それだけで・・・・


2011.4.1









公園ドラマ

ねぇ 写真撮らせてね
いつからここに住んでいるの?
食べるものはあるの?

いつもね
近くのおじさんがね
食べるものを持って来てくれるよ

そうなの
私もひとりぼっちなの

元気でね

静かな公園の一日
鳩たちが、密かな会話を聞いていました


2010.8.5










古里を思う
母を思う

彼岸花咲く頃
母と歩いた畦道

心なしか、元気のない母を
幼いわたしは
心で感じていた

あの古里風景は
母との思い出の道

老いた母は
今日も、畑でしょうか
お花を育て
野菜を育て

母さん
わたしも、同じことをしています

先日、母に会うと
手の指を見せてくれて
昔はね
長い指だと自慢だったよ

わたしの指

母さんに似ています。。。


2009.10.2










木の葉の数だけの想い出は

去り行く季節に、流れ行く

泣いた日
笑った日

心の襞に重ねた想いは

やわらかく、心を包み込む

あなたの思いは何色ですか

赤き葉に照らして

小さなため息

心の季節は、ゆっくりと流れていく

想いよ、思い

愛しいまでの時が流れゆく

2008.12.1